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9.超高温超高圧発生装置を用いた新物質探索

 現実の世界とほとんど相互作用をしない原子核スピン量。それを音として取り出して「化学を観る」方法が核磁気共鳴スペクトルです。私たちは、その核磁気共鳴(NMR)装置を使って、混合物を精製すること無く測定し、知識を発見する技術の開発と普及を行っています。

 当グループでは、超伝導材料研究の一環として六方型キュービックアンビルを用いた超高温超高圧発生装置による新規材料開発を行っております。

 この装置の多くは地球科学等の研究分野で利用されておりますが、当グループではこれをエレクトロニクス材料の研究開発に応用しております。

 超伝導の実用化は、産業面では既に医療用MRI等に用いられており、半導体材料と同様、現代の基盤技術を支えております。しかしながら現在のところ、超伝導現象が生じる温度まで冷却しなければならないことから、冷媒が必要不可欠となることから、応用範囲は極めて限定的となり、理想的には室温でも作動する高温超伝導体の開発が望まれています。

 なお当グループにおける研究対象材料は、主に液体窒素温度を超える超伝導転移温度(Tc)を持つ銅酸化物系や、それに次ぐ高いTcをとる鉄系超伝導体を用いて調べることにより、従来の金属系超伝導体の超伝導発現機構とは異なると考えられている発現機構の解明をするとともに新規超伝導体の開発へと繋げるというどちらといえばやや基礎的な研究を行っております。

 当日は、この装置を用いて試料合成を行うとともに、得られた試料をX線回折装置による評価を行い、特性評価として例えば、磁化測定による温度依存性の測定を行う予定です。

超高温超高圧発生装置を用いた新物質探索

 

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